更年期障害と間違えやすい病気

更年期障害と間違えやすい病気

更年期障害は、加齢による卵巣機能の低下に関連して起こる症状ですが、50代や60代といった年代になると、卵巣以外の体の機能も当然低下していきます。

わかっていても体のあちらこちらに負担がかかってしまい、怪我も増え、病気にもかかりやすくなります。
しかし、「閉経前後の不調は大体が更年期障害だ」「歳を取ってきたから仕方がない」と思い込んで、特に診察や治療を行わない人も多いのではないでしょうか。

 

更年期障害の症状で紹介した症状が現れたからといって、その原因が更年期障害であるは限りません。
特に頭痛やめまいなどは更年期障害以外の病気でも現れやすい症状です。
深刻な病気のサインであることも考えられますので、更年期障害であると決めつけることはせずに様子を見て、場合によっては医師の診察も検討しましょう。
勿論、更年期障害であっても通院することは有効な手段です。

 

 

 

更年期障害よりも深刻な病気であるケース

循環器系の病気

血液

更年期障害の典型的な症状であるほてりやのぼせなどは、高血圧や心臓疾患など「循環器系の病気」でも起こる症状です。

血液や心臓の調子が悪い場合、質の悪い血液が脳へと送られてしまうことで脳は正常なパフォーマンスを発揮できなくなります。
すると、無駄に働いて熱を帯びてしまったり、上手く動かずにクラクラしてしまうなどと言った症状が起こっていきます。
同様に、心臓のトラブルによって起こる不整脈も動悸や息切れも起こりやすくなります。

 

 

頭痛を伴う病気

また、頭痛も幅広い病気の症状として知られています。
生まれつき片頭痛持ちで小さなストレスで頭痛が起きてしまう人もいれば、実は「くも膜下出血」が起きていたという人も中にはいます。

 

更年期障害でも頭痛は起こりますが、あまりにも強烈な痛みを伴う場合は医師の診察を受けるべきでしょう。
例え更年期障害であったとしても、強い痛みが起こる場合は治療せずに日々の生活を送ることが困難になってきます。

 

更年期とめまい

強いめまいが続く場合には「メニエール病」も考えられます。

メニエール病というのは耳のリンパ腫が原因で起こる病気で、強いめまいの他に耳鳴りや難聴が重なって続いてしまう病気です。
突発性難聴にも似ている病気ですが、めまいが起こることで吐き気が現れるケースもあります。
命に別状はないようですが、最悪の場合耳が正常に聞こえなくなってしまう重大な病気です。

 

精神的な疾患

更年期障害と言えば精神的な不調であるイライラなどもよく知られていますが、精神的なストレスや不調が募った結果、「うつ病」などの精神疾患を発症してしまうケースも見られます。
元々、更年期障害自体の症状の一つである「なんだかやる気が起きない」「だるい」などといった不調がうつ病と勘違いされることも多いですが、うつ病自体が理解されないこともあり、更年期障害が誤解されてしまうケースが見受けられます。
本人も原因がわからずに苦しんでいる、あるいは「更年期だから仕方がない」と思っているからこそ苦しんでいる場合に、職場や家庭内で理解されないことは精神的にかなり大きな苦痛になります。

 

その結果、更年期が終わっても精神的な不調が快復せず、うつ病になっていたことが判明する夫婦が多いのです。
更年期はパートナーの協力が大切な時期ですが、中々悩みを打ち明けられないときもあります。
うつ病の場合も診察が有効な手段です。
精神的な不調が続く場合には、「精神科なんて」などと考えずに受診してみることをオススメします。

 

 

 

更年期障害は誰にでも起こる障害ですが、その症状には個人差があります。そのために深刻な頭痛やめまいなどが起きても「更年期だから仕方がない」「私だけ甘えるわけにはいかない」などと考えて我慢しがちです。
症状が症状ですから、実際にはもっと深刻な病気を患っていたということもあります。あまりにも重い症状が続く場合には、更年期障害であったとしても、病院で治療を受けることで症状を緩和して快適な生活を取り戻しましょう。

 

今回は重大なケースばかり紹介しましたが、逆に更年期障害だと思って診察を受けたら、「メガネの度が合わなくて肩が凝っていただけだった」というケースや、「なんだか内臓の調子が悪いと思っていたら歳を取って脂っこいものを受け付けなくなった」などと言うこともあります。
でも、こうやって診断してもらうとホッとしますよね。

 

病院へ行くほどではないけれど、症状が気になってきたという方はサプリメントを試してみるのも良いかもしれません。わざわざ病院に通わなくても、サプリメントにより症状が改善すればそれに越したことはありません。
いずれにせよ自分では判断しづらいことが多いのが更年期障害ですから、何か気になることがあったら病院で診察を受けることをオススメします。